ポタポン

東京物語のポタポンのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
4.8
心を鷲掴みにされた感じでした。必要最小限に最大限のものを見せられた感じ。セリフも情景も余分なものがないのに余白だらけというか。家族愛、夫婦愛、兄妹愛、個人愛、大切に思うということにくくりもなく、それでいて縛られることもないという事を感じた。
今日は母の日で、わたしは東京に一人暮らしで22年、両親を連れて草津に来た日にたまたま(くわしくしらずに)これを見ようと思って見たことはたまたまではないようにも思ってしまう。わたしがずっと大切に思うことは、大切にしたい人がいて、大切にできる人生でありたい、それだけ。それでいいんだよって、言ってもらえた気がする。
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