カシムラ

東京物語のカシムラのレビュー・感想・評価

東京物語(1953年製作の映画)
4.5
初小津
「誰だってみんな自分の生活が1番大事になるのよ」

田舎から出てきて、家族という共同体を抜けて「自分の生活」が始まりつつある今にものすごく突き刺さる。

東京が家族を分解する魔力は70年近く経って今見てもリアルで、当事者感があるのは自分が祖父母とも同居して近しく親戚にも囲まれた地方から出てきたからなんだろうな。

原節子がとんでもなく上品だった。
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