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ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグのAKのレビュー・感想・評価

3.3
大統領選まで残り11日、性的スキャンダルで低支持率に悩む現職大統領。デニーロ率いる選挙キャンペーンは、ホフマン演じる映画プロデューサーとタッグを組み、「戦争」をでっちあげ、見事再選に導く... これの何がすごいって、1997年公開映画だということ。

時代的にはクリントン二期目だが、ルインスキーとの「不適切な関係」は1998年である。さらに、でっちあげ戦争のプランAは「中東のイスラム反米国家が核爆弾を作ったことにする」だった。完全なるイラク戦争。まさにバース・オブ・フェイクニュースの時代。

ちなみに原作小説は1993年らしい。未読だけど、おそらくここから考えて、1997年公開映画なのに現職大統領が共和党っぽくて対立候補が民主党っぽいのは納得いく。もしブッシュが再選していたら...という話なのだろうなあ。
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