ブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー主演、ダグ・リーマン監督という豪華な布陣で描かれるアクション(&コメディ)映画です。
「キングスマン」や「ボーン」シリーズとは違って、殴り合いよりも銃撃戦が多いアクションです。
ハリウッドスター2人を主演に据え、「ボーン・アイデンティティー」を成功させたダグ・リーマンが監督を勤めるということで、アクションはなかなか派手です。大作というほどの規模ではないかもしれないですが、中規模な映画というわけでもなさそう。お金かかってるだろうなあ、と感じるアクションが連発されます。
ド派手なアクションが多くありながらも、しかしどこか緊張感がなく、若干のコメディ感があるのが本作の特徴だと思います。スタイリッシュなアクション映画というよりも、ちょっと抜けた感じのある作品。
深刻になりすぎない物語だからこそ、気楽に楽しむことのできる映画でした。
ブラッド・ピットの映画というと、「ワールド・ウォーZ」や「オーシャンズ」シリーズ以外はわりと真面目な作品が多い気がします。「ベンジャミン・バトン」しかり、「マネー・ショート」や「アド・アストラ」しかり。
そんな中で、本作はかなり素直に楽しめる娯楽映画です。シンプルな映画ですが、シンプルゆえに逆に新鮮味がありました。
