みどりです

チチカット・フォーリーズのみどりですのレビュー・感想・評価

チチカット・フォーリーズ(1967年製作の映画)
5.0
とりま最高だった

http://www.athenee.net/culturalcenter/database/title/title_t/chi/titicut.html
「マサチューセッツ州ブリッジウォーターにある精神異常犯罪者のための州立刑務所マサチューセッツ矯正院の日常を克明に描いた作品。収容者が、看守やソーシャル・ワーカー、心理学者たちにどのように取り扱われているかがさまざまな側面から記録されている。合衆国裁判所で一般上映が禁止された唯一の作品である。永年にわたる裁判の末、91年にようやく上映が許可された。」

精神病院
最後の文章
1966年以降 改善
分からない、、、
1967年
告発?

精神病者の扱い
ラストが酷い
歌 ケツ 

何度も何度も同じことを聞いているところは精神的苦痛を与えているので間違いなさそう。
ホースの時、タバコ吸いながらなの当時からしたら普通そうだけど流石にダメなのか
面白がって虐めているのか分からない

医師の方にも問題はありそう。当時だから仕方ないのかもしれないけど精神安定剤を大量に投与できるとか、いやダメだろ、、

1950年代初頭により小さい資本で作られた映画
日本ではミニシアター アートハウス

想田和弘
ワイズマンに一番の影響を受けたらしい
ワイズマンはおそらく映画史において最も偉大な作家の一人 らしい 
何がすごいのか 私見
1930年にボストン生まれ 1/1生まれ ご存命 毎年のように新作を作っている
ワイズマン最初は弁護士 大学で法律教えてた インテリやん 法律はすごい boringつって好きじゃなかったらしい フィールドトリップ色んなところに学生を連れて行ったらしい その見学がもとでチチカットフォーリーズが生まれたらしい
精神障害があり犯罪を犯した人が収容される場所に5階くらい学生を連れてフィールドトリップをした中でこれ映画にとったら良いと
刑務所の人たちとも仲良くなって ワイズマン曰くだけど当時そこの所長の人がこの状況を改善したいと思っていたらしく、色んな政治家にアプローチしてマサチューセッツの副知事に二カ月間の許可を得て撮影された。
1960年代以前はこう言う映画を撮れなかった技術的な問題
16mmカメラ シンクサウンド(同時録音) 1960年にそれが確立された ようやくドキュメンタリーは絵と音が合うようになった
60年代以前は現場でドンドン撮って音と絵が合うことがなかった ナレーションが主だった
ここから新たな運動 ダイレクトシネマ
ロバートドリル 
めりするず兄弟
「大統領予備選挙」
ダイレクトシネマとしてのワイズマン映画の特徴
インタビューが無い
ナレーションが無い
説明のテロップがない
BGMが無い
この4つ無いのを日本では4無い主義
2002 ドメスティックバイオレンス
フィルムフォーラム アメリカの映画館
これも説明がないけど映像がビシバシ来て面白い 
たしかに、映像見ていて退屈しなかった❗️
結果的に能動的に見ている たしかに良い映画体験だった〜
全貌フレデリックワイズマン 6200円

次の特徴 主人公がいない
しかも普通の人 今回は普通とは言えないかもしれないけれどいわゆる偉人とかではなく市井の人
これは他のダイレクトシネマとワイズマンを区別する点でも重要
他は大体有名な人にフォーカスする。
ワイズマンは有名な人にフォーカスしない。それでもドラマ。人間誰にでもドラマがあるでしょおいうメッセージを感じる。
ワイズマンの場合何が主人公何かというと、「組織」今日は矯正院自体が主人公。
撮りながら思いついたアイデア「色んな公共施設を撮ってみれば面白いんじゃないか」
ワイズマンの映画他も見たい

次の特徴
時間軸を使わない
チチカットフォーリーズは少しあるけれども 
映画で多いのは時間軸に従う それが定型
何を使うか?スペース スペースを描いている
時間は止まっていて、場所を次々に映し出している 

次の特徴 事前のリサーチ・台本が無い
仕入れた知識は全て撮影を通じて
「撮影がリサーチだ」じぜんにりさーちをせず台本を作らない、面白いものがあればとっていく
ギャンブル 面白いことあるかもないかも
だから彼の映画は面白い 予定調和になり得ない
台本があると予定調和になり驚きがなくなる、発見がなくなるかもしれない

次の特徴 多作
世界に七箇所くらい金を出してくれるところがある 臨死 六時間くらい 
PBSとの契約の時、放送するまで見せない、FINAL CUT、編集権
お金は出すけど口は出さない

撮影期間 短くて四週間長くて八週間
ぶっ続けで撮る 
編集は一年くらいかける

マイケルムーア

カメラの前で人の行動は変わるのではないか?
「人はカメラの前で適切だと思う行動を取る」
人はそんなアクティングできるもんじゃ無いんだ

カメラは人を挑発するか?
挑発というかカメラマジック カメラを向けると人は興奮する

ワイズマンの編集の妙とは
順番だけで世界観を示す
ナレーションもなく音楽もテロップも説明もなく
何ができるか 編集 どのショットの順番と長さ
これだけで世界を構築していく これが抜群にうまい

ただ並べてるだけじゃんていう人いるけどそれは違う 知らないうちに誘導されている

最後に大きな質問
相田さんは何故ドキュメンタリーを撮るのか

ミニシアターはステップの場所ではなく自分たちの主戦場

日本のアートハウスへの提言