にっきい

1000年女王のにっきいのレビュー・感想・評価

1000年女王(1982年製作の映画)
2.2
ガラス越しのシャワーシーン。

当時人気のあった松本零士が満を持してアニメ化した作品。
物凄い話題になってました。

人知れず1000年間地球を支配してきた女王の話し。
公開された時物凄く期待してて前売り券を買ったんです。
今のムビチケではなく紙の前売り券の時代に、今作の前売り券はプラスチック製の特別な物でした。
で観に行った結果は…撃沈でした。
今回改めて見たけどやっぱりつまんない。
テンポが恐ろしく悪くて体感5〜6時間でした。
勿論単体作品として作られてはいますが『銀河鉄道999』を中心とした松本零士ユニバースの1作。
メーテルの母プロメシュームの若き日の姿を描いています。
1999年の地球に1000年周期の超楕円軌道の第10番惑星(当時は冥王星が9番惑星だったので)ラーメタルが接近してきた。
どうやら大変な事になるらしいけど地球にはラーメタルから派遣され、1000年任期で地球を導く1000年女王ってのが居るらしいから何とかなるんじゃない?って話し。
基本は異星人が攻めて来る侵略系SFなんですが、見せ場は惑星ラーメタルが地球に近づく事による天変地異。
隕石群、火山の噴火、大津波…、なんですが…、古いアニメなので絵のクオリティが…、ショボいw
こんなの誰も見ないと思うのでネタバレで書きますが、ラーメタルは1000年周期の超楕円軌道では太陽から離れている間冬眠するしかないので、地球に移り住もうとしてて、1000年女王はラーメタル人だけど人類を守ろうとしてくれる。
ラーメタルは暗黒太陽の重力に引き摺られ超楕円軌道を外れ深宇宙に行くのは『銀河鉄道999』に繋がるけど、1000年女王がプロメシュームになる理由が分からん。
あんなに地球人を守ろうとしてラーメタルの女王と闘い命を落としたのに、いつ復活して地球人(生身の人間)を憎むようになったんだ?
後付けの前日譚なのに謎残してどうするよ?

松本零士(999)ユニバース関連作品
『銀河鉄道999』
機械の身体が欲しい鉄郎がメーテルと共に旅する話し。
『新竹取物語 1000年女王』
メーテルの母親プロメシュームの若き日の話し。
『宇宙海賊キャプテンハーロック』
機械化帝国と闘うハーロックの、鉄郎と出会う前の話し。
『クイーン•エメラルダス』
宇宙を独り旅する女海賊の話し。後にメーテルの妹だと分かる。
『宇宙戦艦ヤマト』
座礁、漂流したヤマトが『999』に登場する。
『漂流幹線000』
直接的繋がりは無いが、後に銀河鉄道株式会社の運営だと分かる。
『銀河鉄道物語』
銀河鉄道株式会社の話し。外伝にメーテルが登場する。
その他にも松本零士のスターシステム的キャラクターが多数存在する。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:1982年
鑑賞回:ー
劇場名:ー
座席情報:自由席
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:121分
備考:過去鑑賞記録、前売り券
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