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狂った一頁のricoのレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
3.6
少し前に友達に「音楽かけながらみれる映画ない?」というお題を戴いたので、アスパラガスやら思いつくものを多少チェックしてみたのだがいかんせん実験映像とか引き出しも狭く良いものがあまり思いつかなかった。
その時に思い出した中の一つで、通しで見た事ないから改めて見てみた。
ついでに先日たまたま日本で一番古い特撮は何かを調べていたら、この作品だという事だった。
特撮というよりは実験映像的な雰囲気だけれども、円谷さんが助監督らしくてそれで特撮という話になっているのだろうか。
話自体は大したものではないというよりも、最早NO字幕なので見ているだけでは粗筋もロクにわからない。wiki見て初めてわかった。
ドイツ表現主義に影響されてるらしい。
オリジナルのネガは火事で焼失しているらしく、現存しているものは70年代に衣笠自体が再編集したサウンド版らしく、ついてる音がとてもモダンでカッコ良い。
そこが一番ポイント高いかもしれない。
結果としては「音楽をかけながらみていい感じ」の映画ではなかったけれど、某動画サイト(著作権切れてないんだぞ!)で見れるので、1時間くらいで観れるものなので気分転換に見てみるのはオススメできるかもしれない。
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