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狂った一頁のCCのレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
5.0
解説サイトであらすじを追いながら見たので、理解することができた。精神病患者の描き方が狂っていて面白い。100年近く前のサイレント、アヴァンギャルド映画なのに今でも見ることができて斬新な面白さを感じられると言うのが凄い。現代にある映画は、100年後でも生き続けているのだろうか、とふと思った。
こんな状態になるまで妻を虐待した、という事実が恐ろしい。もしこんな精神病棟がリアルであったのであれば、人権侵害にあたるのだろうな。病棟の格子の錆び方がリアルで、B級のホラーより随分と怖かった。原作が川端康成ということも含め、当時の芸術のレベルが高かったんだろう。何故か異常に引き込まれて、一度で全て見終えた。
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