えびしお

狂った一頁のえびしおのレビュー・感想・評価

狂った一頁(1926年製作の映画)
-
大正時代にこのような映画が作られていたことに驚いた。バレエメカニックを思い出すような、不可解な映像。
ずっと踊ってる女の人がめちゃくちゃ不気味だし、能面も怖いし、現代人ほど刺激の強いものに触れていない時代の人にとってトラウマものでは…

「男尊女卑的な当時、狂った妻のために夫が小間使いとして働くというのが衝撃的だったのではないか」という解説を読んで、そう言った点でも、どうしてこのような設定になったのか?当時観た人はどう思ったのか?が非常に興味深いと思う。

ストーリーはあらかじめ予習していたので理解できたけど、前知識なしで観たら想像力を膨らませないとわけが分からなくなりそう。