三樹夫

ジェイソンX 13日の金曜日の三樹夫のレビュー・感想・評価

ジェイソンX 13日の金曜日(2001年製作の映画)
3.1
死んでも再生する特殊能力を持ったジェイソンは冷凍され、約450年後の宇宙船の中で目覚めて盛りのついたガキどもを1人また1人と殺していく、13金でエイリアンをするというコンセプトの作品。その後はエイリアンで13金をする『エイリアン: コヴェナント』という映画をリドスコが撮っているので世界って何気に狂ってるのかも。
ジェイソンを捕らえれば大儲けできるんじゃと金儲けに走るおっさん、軍隊VSジェイソン、女性アンドロイドがいるというので、『エイリアン2』と『エイリアン4』色が強いが、何せ低予算がヒシヒシと感じられる映画。宇宙船内のワンシチュエーションものと言えなくもないが、映画の大部分映っている肝心の宇宙船内の画が何せ低予算感満載。約20年前ぐらいに作られた第1作『エイリアン』の6分の1ぐらいのもん。軍隊VSジェイソンも『エイリアン2』の6分の1ぐらいのもん。軍隊のカカシっぷりが凄くて、ジェイソンに1人ずつ殺されていっても特に何か手立てを講じるわけではなく、ガンガン行こうぜでジェイソンに殺されていき、串刺しぶら下げなどの殺人アート作品へと変貌。機転とか戦術なり戦い方なりでこの人たちプロだなというのを感じさせるアクションが1つでもあればと思うけど、ガチで『エイリアン2』をして完成度を上げると13金とのバランスが崩れそうなのが難しいところ。ジェイソンも最初から最後まで出ずっぱりで登場時間数はかなり多いと思うが、それに反比例して恐怖感は下がる。ただ変な所でスパークして観てて飽きなかった。メタルジェイソン爆誕とか、若者2人がイチャつきだしたらジェイソン起動という残虐風紀委員っぷりとか笑った。
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