コマミー

ティン・トイのコマミーのレビュー・感想・評価

ティン・トイ(1988年製作の映画)
3.4
【おもちゃに命を】

[トイ・ストーリー]の大成功によって、ピクサーが有名になったし、アニメーションとしての[常識を覆した]。

そんな成功のきっかけになったのが、この[ティン・トイ]という作品だ。主人公の[兵隊の動くおもちゃ]が、[赤ちゃん]と距離を縮める物語だ。

おもちゃに[命]を吹き掛けるという、子供の[発想]を、小規模ではあるが、この時点ですでに実現させた作品なのだ。

「トイ・ストーリー」の後も、虫を喋らせたり、車が中心の世界を作ったり、様々な事をやってみせた訳だが、そもそもの始まりが、この[地道な活躍]により手にした[魔法]なのである。

この魔法は、世界中の人々を楽しませ、なおかつ夢を与えさせた。それに、2Dアニメーションでは見せることが出来なかった、[繊細さ]を人々に見せることによって、[「私たちは、この世界に今、入ってるんだ」]という実感を感じる事が出来たのだ。


その[大切な感動]を、この人たちは、作り続けていたのでした…。
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