走れゎナンバー

河の走れゎナンバーのレビュー・感想・評価

(1997年製作の映画)
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久々に会った女友達に誘われて行った映画撮影で、河に浮かぶ死体役を演じた直後から、首に謎の痛みが発症する少年、サウナで男性を誘ったり、家の雨漏りの対処に追われる父親、愛人を持つ母。もはや家族という体系を成していない程、それぞれが孤立を抱えている。

冒頭で女友達を後ろに乗せて颯爽と駆け抜けるバイク2人乗りのシーンと、少年が父親に首を固定してもらいながら、バイク2人乗りのシーンの違い。サウナシーンの長回しの衝撃ヤバい。

冒頭のエスカレーターで偶然出会うシーンは『偶然と想像』の第三幕と類似。父が流す大粒の涙。
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