なすび

快楽のなすびのレビュー・感想・評価

快楽(1952年製作の映画)
5.0
(追記)
モーパッサンの『テリエ館』読んでてなんかこの映画に似てない!?と思ったらまさかの原作だったんですね😳

えー…なんでかわかんないけどむちゃくちゃにすき、話もだけどそれより監督の撮り方とか編集のしかたがものすごくおもしろくてわくわくしてすき…えー…すきすきすき…

どうしたって第二話がおもしろすぐる。くるくるころころ変わる視点とぐるぐる動くカメラワーク、きらきらしてる女の人たちがぺらぺらしゃべり列車から馬車からがたごと移動、ちゃきちゃき女将がみんなを締める。からんころんと音がなってお祭りがはじまるみたいに、ぺちゃくちゃ鳥の鳴き声がきこえたら春がくるみたいにこの女の一団がいる場所がぱっと華やぎ明るくなる。男たちは女なしでは生きていけない、男だけでいたらどうしたって何もできずに喧嘩してばかり。女の人はこのカメラワークと同じ人生をめまぐるしく駆けぬけているみたい。男の人はずっと止まっていて、女の人をつかまえる、つかまえられる機会を待つのだ!

ダニエルダリューのことやっぱすき♡
ジャンギャバンがお別れのときダニエルダリューに花束をわたして、その一部がすこし帽子にくっついているのがなんともかっこ悪くてせつなくて、超超忘れられないシーンになった
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