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非常線の女のピッコロのレビュー・感想・評価

非常線の女(1933年製作の映画)
3.5
サイレント小津さんだけど、wowowさんなので音声付き!
今回は、竹下景子さんと中井貴一さん。

主人公の女性、黒木華さんに少し似てた気がする…。
なので、優しい感じの女性かと思ったら…。
自分に言い寄ってくる男をカモにして金銭を巻き上げるヤベー女だったでござる!ぞぞぞ…。
あぁ、やだやだ!やだね~。怖いね~。
まぁ、カワイイ子とアレコレ出来るならお金なんていくらでも払うさ!
んで、この女性は、ヤクザの情婦でもあるんで…。
あぁ、やだやだ!やだね~。怖~い。
アレコレお楽しみしようとしたらヤクザさんが来ちゃうパターンですか???
ただ…、このヤクザさんがなかなか義理人情に熱い男でカッコよす!
今日から兄貴と呼ばせてください!!!
で、兄貴は好きな女が居て…。
カモ女はその女が気に入らないので銃を持って…。
あぁ、やだやだ!やだね~。怖い!怖い!

兄貴が好きな女は、弟さんがいて…。
弟さんは、兄貴に憧れて、裏世界に入ろうとするんだけども…。
お姉ちゃんは、心配で…、心配で…。
この前見た小津さんの映画でもそうだったんだけども…。
お姉ちゃんが弟のために働き、弟は…ってパターンが今作にも…。
当時は両親が居ない家庭がたくさんあったのだろうか?
んで、弟はボクシングしてて、ファイトマネーが20円って言ってた…。
20円…。うまい棒しか買えないぞ!
イカよっちゃんは、お金足りませぬ…。泣
ガリガリくんも残念ながらガリガリ出来ません…。泣
当時の20円って、いくらぐらいなんだろ???

後半は、カモ女と兄貴が裏社会から抜け出し、まともに生きていくために社長から金を巻き上げて逃避行しようとするって言うハラハラドキドキな展開もあって…。
今まで見てきた小津さんとは少しジャンルが違うのが面白いポイントではあるのかも?
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