イーグルドライバー。
航空自衛隊内の主力戦闘機、
魔改造されたF15-Jイーグルは
そのパイロットの練度による
卓越した技量でトップガンを
遥かに超える…。
「BEST GUY ベストガイ」
防衛庁&航空自衛隊完全協力により、生み出されたF15-Jイーグルの性能の素晴らしさ及び航空自衛隊"イーグルドライバー"達の凄まじい戦技技量を見せつけるダイナミックな宣伝作品。これをね…もう一度ね、見直すべきなんですね(笑)
イーグルドライバー、梶谷(織田裕二)は千歳へと転属となった。千歳では最高のパイロットの証であるベストガイの称号は空位であり、梶谷はゴクウのダックネームの下、イマジンらとそれを争い事になる。だが腕は立つが反抗的な態度や荒っぽさが梶谷には目立っていた。彼には嘗て空に散った兄がいた。その兄とファントムに同乗していたのは教官でもある吉永三佐だった…。
で…ここにライバル対決、他国機侵入、事故墜落、色恋沙汰〜復帰、ラストライバル対決となり、確かにトップガンの丸パクリです。雰囲気やセリフまで全部ドラマ部分はパクリ…。しかも…特撮部分が遥かに負けてる…。はい酷評は簡単なんですね。でも…トレンディドラマ風と言うのは当時の流れですし、仕方ないんです。今見たらダサいとか言いますが…今の作品、三十年後、ダサくないですかね?
その観点から行けば…最初に書いたように普通にイーグルが映ってるシーンは…トップガンに負けてないんです。(俳優が映るとこは負けます(^^))今の時代でも凄まじい軌道と技術を見せてます。要は航空自衛隊の協力体制が凄すぎるんです。
航空自衛隊のトップパイロットしか乗れないイーグル。実話ですが、米国のトップガンパイロット達が舌を巻くレベルだそうです。何より練度が凄い上に…魔改造されてますからね。Jとつくのは伊達じゃない。しょっちゅう領空侵犯してくるお隣さんがいる故練度も上がりますよね…。
それはさておき…特撮の問題ですが…、先ずはソ連機スホーイ27。特撮でしたがしょぼい。特撮技術が劣っている前に考えるべきは敵機になる機体が空自になかったんですよ。トップガンは敵機を米軍機から選んだんです。実写のため。空自には三菱F2かF1、ロッキードスターファイター、もしくはF4Jファントムしかないはずだから、わかりやすすぎて駄目ですよね。故に特撮しかない。空自は敵機役もイーグルですからね。故に特撮にせざる得ない、だからラストの盛り上がるところに持っていけないんです。イーグル同士のほうが、戦技が凄いのでラストに持って行きやすかったはずですね。
更に…パイロットが映るシーンが特撮の問題。F14は複座式でスペースも有り、これ撮影できますが…イーグルは単座です。シンプルに無理です。ファントムなら複座ありですが、劇中に実機はでてないので借りられてない。もしくは許可がでなかったとみるべきでしょう。故にパイロット役の方々は頑張ってたなと。全く臨場感のない所で喚いているわけですからね…。
織田裕二、良いじゃないですか。なんかバカにされる役者になってますよね…世界陸上以来。彼凄いんですよ。トレンディ映画でもヒット、トレンディドラマでも大ヒット。更に邦画実写興収1位だし…。織田裕二らしい演技ですよ。元々トムさんみたいな感じなんですよ(笑)もっとアクション頑張ればね…。良かったのに。
敢えて…航空自衛隊の基地の航空祭で毎年イーグルが近場を通るマンションに住んでるため、イーグルファンで航空自衛隊ファンですので…敢えて擁護しました。人不足の自衛隊は就職フェアでこれを流すべきですよ。イーグルシーンだけでも…。