自然豊かな場所に文化会館を作ろうとする市長の話。およそ映画にはふさわしくないテーマですが、別に劇的な出来事が起こるわけではなく、政治家、芸術家、環境活動家たちがそれぞれの言い分を主張し合うという対話劇(?)なのです。ダラダラしていて掴みどころがない映画でしたが、市長が幼い女の子に言いくるめられてしまうところがちょっと面白かったです。
結局、市長の構想は予算不足で頓挫するわけですが、少数派が納得するまでの長いプロセスに民主主義の本質があるわけですから、意にに反して(?)いろんな人の意見を聞いてしまった市長は民主主義を理解していたと考えるべきかと。
BSプレミアム「プレミアム・シネマ」にて。