木と市長と文化会館/または七つの偶然の作品情報・感想・評価

木と市長と文化会館/または七つの偶然1992年製作の映画)

L'ARBRE, LE MAIRE ET LA MEDIATHEQUE OU LES SEPT HASARDS

製作国:

上映時間:111分

ジャンル:

3.8

「木と市長と文化会館/または七つの偶然」に投稿された感想・評価

CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

3.0
【究極の政治ディスカッション劇】
本作は7つの章から成り立っているのだが、明確なストーリーはなく、ひたすらに人々の会話を撮っていく。まさに現在進行形を撮り収めるドキュメンタリーに近い作品です。いきなり、条件法の授業シーンから始まる。条件法とはフランス語の文法のひとつで、「過去の事実に反する仮定」を指し示す時に使用します。

まさに本作が、条件法を主軸にした作品で、オチこそ見えているものの、そこに向かっていくつもの話による偶然の展開が結びついてくるところがなかなか面白い。

また、本作では政治的皮肉が非常にユニークな形で浮き彫りにされています。支持率が下がると、環境やオリンピック、国際競争力などわかりやすいポイントを強調してなんとか支持率を上げようとするもの。本作の市長は環境に配慮していることを強調するが、町のエコロジストから批判され、やり込められてしまうところが面白い。

シンボルを作ろうとしたときほど、トップを疑う必要があることが本作から痛烈に読み取れる。政治なんか詳しくなくても、ロメールの軽やかな口調にノックアウトされる作品でした。
既に観てると思ったら未見だった。いきなり小学生相手の国語の文法の授業風景からかましてくるあたりが最高。しかも超楽しそう。終盤の女の子との会話が悶絶。いつの時代もどこの国でも女子小学生は大人びてる。ませすぎてる。もちろんその時の男子小学生なんてチンコだけでゲラゲラ笑ってる。バカすぎる。時折挿入される街の風景(ドキュメンタリー)にいちいちハッとする。
sajimarks

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3.0
かなり寝てしまった…不思議なラスト、カニヴァイシュを思い出して怖くなった。
Wednesday

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3.4
「もし〜だったら」っていうこと、全体で見てるとん?ってなっていたけど、見終わった後にチャプターで改めて見るとすべて偶然によって行われてるんだとおもった。
対話は大事です。

音楽口ずさんじゃうけど最後歌うのは要らない。


*特典のモンフォーコンの農婦よかった。
牛のミルクって結構グロテスク。
324

324の感想・評価

3.7
毎度ながらアリエル・ドンバールの存在感たるや。判官贔屓だから市長を応援してしまう。正論が常に正しいとは限らない。
Momoka

Momokaの感想・評価

3.7
エリック・ロメール作品では異色の政治がテーマの今作。彼自身政治に詳しいわけではなくて、持っている知識は世間の人たちと同じくテレビや新聞から得た「紋切り型」の情報だそう。でもそれを取る方法はありきたりにしたくなかったというスタイルが面白いと思った。
myg

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4.5
ドンバールが歌ってるだけで。政治談義の字幕みるより友達スキップのはじまりの方が大切。
2016.6.11@アンスティチュ・フランセ東京
あのね…会話のスピード早くって、ぶっちゃけ政治談義のとこは半分くらい何言ってんだかようわからんですよぼかぁ。馬鹿晒すようですが。
でも、ちゃんと感情の変化は伝わってくるし、画が美しいのでそれだけで充分楽しめます。
おはなし的には、女ジャーナリストの登場からが面白い。小難しい話してんのに、市長に何とな~く魅かれてる感じとかエロいと思うし、彼女が村人にインタビューするシークエンスとか凄く良い。
他にも、あまりに痛快な教師の娘と市長のバトルとか、むっちゃ洒落てるラストとか実に素晴らしい。説教臭くないのも好みだった。
ロメール流のダイアローグで魅せる田舎LOVE映画。
パスカル・グレゴリーは知識階級でありながら政治の手腕を発揮するも、素朴な環境主義のファブリス・ルキーニが僅かに勝るラスト、ロメールの願いが籠められているかのよう。
登場人物達による歌と共に、多幸感が広がる。
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