caramel

スコルピオンの恋まじないのcaramelのレビュー・感想・評価

スコルピオンの恋まじない(2001年製作の映画)
2.9
犬猿の仲の同僚同士が、
出し物の催眠術でターゲットになったことから、そのかかりやすさを利用されて犯罪に巻き込まれるうちに..!?というラブコメディ。

ヘレン・ハント懐かしい!やっぱり上手いなー。あまり恋愛に器用じゃない女性を演じるとやっぱりいい。
若かりし頃のシャーリーズ・セロンを無駄遣い。この頃はあんなモンスター女優になるなんて誰も思わなかったんでしょうね。
ほんとに見た目以外をまったく要求されていない役どころ。いまとなってはある意味貴重。

ウディ・アレン作品は人間のおかしみを描いていて、ある意味、妄想的な、美女を思い通りにするとかとくに訳もなく老いたおじいちゃんが美女に愛されるとかそういうのが「しょうがないなぁ」って感じで、現実にはそうはうまくいかないけど、映画のなかでなら夢見てもいいよねって思えてたんだけど、
現実でも権力使っていろいろやってきたのか、やっぱりか..っていうのがここまで全面に出てきてしまったあとでは、もう笑えなくなってしまったなぁ、と。

そういう意味でも、なんでもかんでも問題視することには疑問を持つこともあるのだけど、彼のやってきたことはやっぱりダメだよな..
映画監督として、作品の価値を守るためにも、女性やスタッフ、キャストとの関係はしっかり一線を引くべきだったよね..とくに彼のような作風ならなおさら。

@テレビ麹町 録画
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