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西部戦線異状なしのsaのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
3.7
リメイク版を観た次の日に気になって1930年アメリカ製作版も観た。

白黒だし古い作品だから技術的な面で最新版と比べると撮影が陳腐な部分も目立つけれどこの時代にこの作品を発表したのは意味がある重いなと思うと共にそのあとまた戦争してるんだよな…っていう。。

悲しいかな人間は永遠に繰り返す生き物だというけれどここまで進んだ今もなお戦争が行われていてすぐ終わるって言ってたのに全然終わらない。信じられない。

一部の人間だけが得をしたり何かを得たりするのだろうけれど果たして本当にそれに見合う犠牲なんだろうか。絶対違うでしょ。

最新版を観ていた時にも語弊を恐れず言うと「戦争なんて馬鹿みたいだ」って吐き捨てずにはいられなくなる作品だった。

ちなみに先にリメイク版を観たけど
大筋は同じながらも結構違っていたのでどちらも観て良かった。
原作にはどちらの方が忠実なのだろうか。
あの人の死に方はどちらも辛かったし大元の噂のラストはやはり泣いた。
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