ごまよ

西部戦線異状なしのごまよのネタバレレビュー・内容・結末

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

原作小説がWWⅠ直後に書かれていること、そしてこの映画が30年代のものであることがとても衝撃的だった。
内容の面白さや映画としての出来の話ではなく(そもそも、映画に限らず小説や漫画などの面白さは年代依存のものではない。名作と言われるような作品の“面白さの根幹”はいつの時代もそう変わらないと思う。)、これだけ反戦のメッセージ性が強い作品がこの時代に作られていたことが驚きだった。
流石にヨーロッパ諸国ではなく、アメリカで作られた映画であるとはいえ、WWⅡを経て国際的に世界の恒久平和の実現を目指すようになった現代社会の価値観と相違無い戦争への考え方があった。
原作者がWWⅠ帰還兵ということもあって、とてもリアリティがあった。特に塹壕線の描写はとてもショッキングなものであった。
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