にゃんじろう

西部戦線異状なしのにゃんじろうのレビュー・感想・評価

西部戦線異状なし(1930年製作の映画)
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前から今作を見よう思ってたところにamazonで100円セール。夕方に寝てしまい、この時期の夜中見るにはちょうどいいと思い見始める。舞台は先日見た『1917』と同じWW1。台詞が英語なので、イギリス軍の話かと思ったけど、ドイツ軍の話。しかも制作された年が1960年前後(戦後)かと思ったら1930年!第二次世界大戦に向かう最中に公開。それを後から知ると色々複雑。結局、この映画の存在関係なしにさらに戦争に向かっていくのだから。

映画の内容の感想はというと、、さすがに昔すぎるのか、これまで見てきたカラー映画の戦闘シーンのほうが凄いのだが、戦争を経て徐々に変わる主人公の心理描写は、時代関係なく素晴らしい。
前線で戦う兵士たちの投げやりなやさぐれた感じもリアル。

前見た『1917』は、映像の表現はめちゃくちゃ良いんだけど、ストーリーや、ドラマに関して言えば過去の戦争映画で見たことあるよう内容だったなーと今作見ながら考えた。映画表現や描写は進化しても、人対人であるドラマの本質はこれからも進化しないのだろう。

あと、窓外の抜けの作り込み良かったな。
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