眠

真人間の眠のレビュー・感想・評価

真人間(1938年製作の映画)
3.3
 

 いや〜、面白かったです。
 冒頭からミュージカル風に、凄い当たり前だけど良いことをリズミカルで頭に残る感じで始まる。安心のハッピーエンドで終わるのが良いよね。
 缶切りの説明をするときに、金庫じゃ無いのよって客に突っ込まれているシーンが好き。仕事を休んで、元犯罪者が人探しを一生懸命していたり、8人の男が病院の待合室で待ってて旦那は誰ですかと看護師に言われたり、犯罪は儲からない・良いことないよと言う現実的な教えを黒板で説明されたりと、こんなシーン見たことないよと言う感じのが連発して、飽きない。

 ベッドが壁から降臨したときは、流石に笑った。耐久性とか大丈夫かしら。大家さん夫婦がいいキャラ。ヘレンが刑務所にいたことを知ってて、あの関係性なの素敵ね。ハネムーンと称して、スウェーデンとかイタリアとか中国とかオーストリアとか色々な国の料理屋で食事しているのが何とも楽しそう。
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