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幻の光のpopoのレビュー・感想・評価

幻の光(1995年製作の映画)
3.6
画面は色彩に欠けていて暗く、音も少なめで役者もぼそぼそと喋ってばかり。時々流れてくる劇伴がかなり印象的で良かった。全体的に退廃的、悲観的な雰囲気で、言葉数少なく雰囲気を味わうという感じの映画だった。わかったようなわからないような感じのまま終わった。そういうのでも良いんだと思う。

是枝監督に対しては日常を良くも悪くもありのまま描くというイメージがあり、この映画もその例に漏れずという感じではあったものの、音と画面の見せ方という部分で他作品と違う個性があるなとは思った。これが初作品だとしたらこういうのも撮ってたんだなと納得できる感じ。
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