しょ

ラルジャンのしょのレビュー・感想・評価

ラルジャン(1983年製作の映画)
4.0
貧困が、格差が拡がっていく、
悲しいしやるせない、負の連鎖。

たんたんと演技していてたんたんと撮影して時間経過飛ばして余分なものを削ぎ落とした、演出してないのではないかというくらいの演出(?)
これが没入させられた。
別作品のメイキングで監督は常に動きの指示を出しているそうだ。

しんどい、、ひきずる、、。

本当に自暴自棄になってしまうとイヴァンの様に振る舞ってしまうのだろうか。
真面目に働いていた彼が偽札事件のせいでどんどん堕ちていってしまった。
悪人とはいったいなんなのかを考えてしまう。
そういった、資本主義、貧困や格差が理不尽さを拡大させていくという事を訴える映画は惹かれてしまう。
映画が社会を糾弾してほしいと思ってるんだと気づく。
ダルデンヌ兄弟に通じるものがある。

杓子がカンカラカーン、と滑っていくところが何故か印象的。
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