ろっく

戦場のメリークリスマスのろっくのネタバレレビュー・内容・結末

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

誰が悪いかで言えば戦争が悪い。
もちろん日本から見ればアメリカの兵士は誰であれ「敵」、アメリカから見れば日本の兵士はもれなく全員「敵」となってしまうのは仕方がない。
そんな状況下であっても「彼は悪くない」というように個人を見る主人公のまっすぐさ。
というか、この映画の主人公は誰だろう。
今よりもっと同性愛に偏見があった時代、切腹をし、それを見て舌を噛み切る、あの二人のことを思うととてもつらい。
最後の髪を切るところも、気持ちの全てはわからないけれど、なんとも切ない。
外国人キャストの日本語は決して上手くないが、たどたどしさがリアル。
日本人キャストの声の小ささというか、もごもご聞き取れない不快感はある。
正直なぜこんなにも評価が高く人気があるのかわからない。わからないけれど、一回でも観てみるのはアリ。
基本的に下品、居酒屋で酔ったセクハラオヤジが大声で聞くに耐えないしょーもない話をしているのを聞くあの感じのタイプの下品なので、それが気になる方にはオススメしないだろう。
ろっく

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