見たくなった時が来たら見ようと思っていた作品。やっと見た
ぼそぼそ呟く声と、怒鳴り声の2種類の表現によって展開されていたように思う。
初めて見ているからか、呟く声がどうにも聞き取りにくく、どうしたものかと思っていたけれど、それを忘れさせる映像の力が大きかった。
上映から何年か経った後のインタビューでは、ビートたけしと坂本龍一が、酷い演技だなと自分達で語っている。(当時3週間も予定を開けてくれたビートたけしには日本中が驚いたらしい。)
ヨノイ役には多くの候補がいたらしいが、坂本龍一とデヴィットボウイだからこそ引き立つ役で、それありきの映画であると思う。
映画としての魅せ方には沢山感想が出るのに、物語としての感想がまだ出てこない。
一回見ただけでは理解できない。私と同じ19歳の時に初めて見た父曰く、10年に1、2回見ると段々理解してくるらしい。
理解できる日がくるだろうか
