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戦場のメリークリスマスのKiKiのレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
3.5
ゼミのフィルム上映会というイベントで、今更ながら。名作と呼ばれる映画をフィルムで見ることができるなんて、本当に貴重でとてもいい経験でした。
昔の映画だからなのか、ビートたけしだからなのか、カタコトの日本語だからなのか、セリフが聞き取りにくいところが多々あって、それもそれで味なのだろうかと…(笑)
ただ、出演者がほとんど役者という職業ではないのにもかかわらず、物語とそれを盛り上げる音楽と、戦争とか時代とか日本人とか外国人とか捕虜とか立場とか、なんかものすごく感動した。途中途中で、グワーッと胸が熱くなるシーンが多々あって、気付くと坂本龍一の独特な音楽が流れていて、映画音楽って改めてすごいなって思う(笑)
自分ではどうしようもできないこと、その中でもがいていて、納得がいかない。相手の思うこと、考えの理解はできるけど受け入れることはできない。それぞれの人間に考え方とか生き方の違いがあって、自分の思い通りに行かないことの悔しさとか悲しさとかをすごく感じた。
一回見ただけでは全て理解できるような簡単な映画じゃないような気がする。いつかまた見たらもっと感動できると思う。
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