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戦場のメリークリスマスのblueのレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
3.2
完全に逆を想像してた
日本兵が捕虜になって
そこでの交流で友情が産まれ
「メリークリスマス」なんて
言い合える仲になった
そんな友情物語と思ってた

フタを開けてみると
日本の捕虜になっていたのがロレンス
これもロレンスがデヴィッドボウイやと思ってた

色々と思ってた内容と違ったので
それぞれの立場を分かるのにちょっと時間がかかった

国と国が戦っているのであって
人と人が憎み合って戦ってるわけじゃあない
それを捕虜が伝えても伝わるわけないし
どっちもがどっちもの正義を掲げてしまうので
結局その正義は国からのもので
代理戦争の駒と成り下がる

悲しくそして虚しい
友情だって築けるはずだった
でもそんな概念を飲み込んでしまうのが戦争なのだと
そんなメッセージがあったような気がした

この映画から腑に落ちるメッセージの答えは出なかった
そして自分ならやはり逆を描きたいと思った
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