レッドメイン

戦場のメリークリスマスのレッドメインのレビュー・感想・評価

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)
3.5
戦時のような国に従わないといけないときでも、人が今まで生きてきた道徳観を根底から変えることは出来ず、外国人捕虜をまとめる立場でのジレンマがすごく印象的でした。

どんな国、組織、場所にも良い人は必ずいて、良い行をすればそれがいつか自分に帰ってくる。
仏教的道徳観を教えられました。

人間って多くの人が周りから完璧でみられたいと思って、自分の性格であったり、家族であったり、自分のマイナス面を隠したりしちゃうけど、それも全部含めて自分で、それを全部含めて自分の良い面なんだと思う。
中高生の頃とかはまさにそうだったな、、、。笑

それにしても日本人の声が聞き取れない。
ビートたけしが若い。
坂本龍一イケメン。

まぁ、難しい映画でした。


1分間にまとめてみました。

第二次世界大戦終戦前まだ日本が優位な状況での日本が管理してる外国人捕虜収容所で実際に外国人の体験談を基にして作られた映画。
幹部らは日本が優位であり、管理をしているため日本の宗教観、道徳観、組織観の枠に無理矢理はめ込もうとしたが、もちろん上手くいかない。日本人は捕まるぐらいなら自決を選び、捕まった場合は恥と思う。それに対して、イギリス人は投降して自分の意見をしっかり述べ、投降することは恥ではないと思う。幾つもの概念が対立する中で、上官の所長ヨノイやハラはセリアズやロレンスの生き様に魅せられ自分の意思が揺らいでしまう。そこから数年後、日本の敗戦になり立場が逆転。そして、ハラの処刑の1日前それぞれの思いで迎えるメリークリスマス、、。