囚人13号

カルメンという名の女の囚人13号のレビュー・感想・評価

カルメンという名の女(1983年製作の映画)
4.1
一箇所間を除いて無修正。カルメン要素が完全に抽象化されてるわけではないし、肉欲を象徴する激流・透き通った波が濁りに飲み込まれていく前半から分断されていたオーケストラへ突如としてカルメンがフレームインしてくる出鱈目さは爽快。

常に一対である男女の様子から汲み取れるようにオペラにはない深い関係を持たせていて、カルメンを最も意識させられた"赤"は彼女の着ていた服やパンツといった誘惑の色であり、また恋敵になり得るボーイ(闘牛士エスカミーリョ)の服という激情、血の色でもある。
小さな兵隊とか言って股間触るとこ最高。
囚人13号

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