病気になりたいだけのゴダール。まだなんか言ってるのに電気消されるゴダール。美しさはね、我々が耐えるべき恐怖の始まりだ。不意に映し出される海が良い。意味はわからないが、子どもの恋愛みたいなことしてる。…
>>続きを読むゴダールが羽織っているコート。これと似たようなのを俺も持っている。地下鉄を出るときに肘が破れたらしいが、そんなことあるのかとおもう。この映画のように乱暴だ。だから『気狂いピエロ』に続いてのランボーの…
>>続きを読む2023年185本目。
強盗をはたらいた女と警備の男の逃避行と心の距離を描いたゴダール監督作品です。ゴダール作品の中ではちゃんとエンタメっぽい筋のある方と思いますが、やはり一筋縄では行かなくて難し…
映画音楽も映像とした織り込まれる。カルメンが場を支配する。
BGMが詰まった時は「音楽の鳴る空間」にみんなで集合だ。
乾いた楽団が緊張感のない暴力を引き連れて練り歩くような快感。
シコるシーンは…
映画は映像と音楽の組み合わせ。その組み合わせは必ずしも一致してなくてよくて、ズレが面白さを生むことを教えてくれた。
他の監督作でも音楽がぶつ切りになる面白さはあり本作でも序盤に見られるが、そこに止…
これはゴダールと性との戦い。
女は男がいて初めて女になり、男は初めて男になるのである。
彼はゴダール自身の投影であり、カルメンという名の女性はゴダールの性への憧れそのものである。
この時期のフ…