傑作!1932年の映画にしてはテンポ良く、直接的ではないものの残虐な描写があります。アクションシーンも迫力ありますね!ラストは特に戦慄します。
ギャング映画って、なんだかんだギャングを格好よく描きがちですが、本作はまったくそんなこともなく、ゆえにリアリズムにつながっているのだと思います。
また家族描写がしっかりしていることも特徴です。母親の無垢な愛が痛々しかったです。真面目な兄との関係性も良い。ジェームズ・ギャグニーの怪演が光ります。ハマり役ですね。
多くのギャング映画に影響を与えてきたことがうかがえます。自信を持っておすすめできる映画です。