Toshiさんの映画レビュー・感想・評価

Toshi

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グラディエーター(2000年製作の映画)

3.5

間違いなくゼロ年代を代表するスペクタクル映画だと思います。

地位のある人物が奴隷に身を落として、そこから上り詰めて復讐をするというあらすじは『ベン・ハー』そっくりですね。

展開にやや強引さはありま
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ベン・ハー(1959年製作の映画)

4.5

GW最終日に鑑賞しました。

いやー、面白かったです。
212分という長さに敬遠していましたが、思い切って観て良かったです。

盛り上がるシーンがたくさんあるので、長さはそんなに感じなかったです。特に
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エレファント・マン(1980年製作の映画)

3.0

デイヴィッド・リンチ監督作品。彼の作品にしては、かなり観やすいのでは?後半、最悪な結末を予想してしまいましたが、救いのあるラストで良かったです。

マイ・フェア・レディ(1964年製作の映画)

3.5

面白い。話はわかりやすいし、笑えるシーンも多い。
現代のシンデレラといったお話で、オードリー・ヘップバーンが今なお女性から支持を集める理由がよくわかる。
ただ3時間弱は少し長いかな。

戦場にかける橋(1957年製作の映画)

4.5

映画史の残る名作です。

第一の見どころは、ジュネーブ条約を盾に、強情なまでの抵抗で譲歩を引き出すニコルソン大佐による交渉パート。ゲーム理論でいう「合理的な豚」を想起させます。

第二の見どころは納期
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アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

4.0

ジョージ・ルーカス監督作品。SWがあまりに有名ですが、こんな映画も撮っていたんですね~。若かりしハリソン・フォードも出演しています。

アメ車、ロック、チェリーコーク、青い空、広大な大地、どこまでも続
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気狂いピエロ(1965年製作の映画)

3.0

有名なので観てみましたが、面白いかと言われると微妙。。
色遣いや映像表現は独特で印象に残りました。
溝口健二監督の『山椒大夫』をオマージュしたラストのシーンは素敵でした。

突然炎のごとく(1961年製作の映画)

2.5

トリュフォー監督作品。
とにかく自己中なヒロインに翻弄される男たちの物語。女性には刺さるんでしょうか。私にはヒロインの良さがあんまりわかりませんでした。映像としては綺麗です。ラストはなかなか衝撃的でし
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ブルーベルベット(1986年製作の映画)

3.5

面白い。デイビッド・リンチ作品は敷居が高く感じるが、本作はサスペンス要素が強く、楽しめた。

ティーンエイジャーにも関わらず、とんでもない経験をしてしまったジェフリーが、今後健全な人生を歩めるのか心配
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終電車(1980年製作の映画)

3.0

ナチス占領下のパリを舞台にした恋愛映画です。
「静」の映画ですね。
これがハッピーエンド風に成り立つのはフランス映画だからでしょうか。アメリカや日本だったら、こうもいかない気がします。

ピアニストを撃て(1960年製作の映画)

4.2

『大人は判ってくれない』のフランソワ・トリュフォー監督作品。こっちの方が断然好きだった。

主演はシャルル・アズナブール。赤い彗星、シャア・アズナブルの名前の由来になった人物だ。シャアっぽさは全然ない
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

4.5

映画史に残る傑作にして、問題作。極めて政治的メッセージが強く、考えさせられる。

「一人を殺せば殺人者だが、百万人を殺せば英雄」というあまりに有名なセリフは映画を観ない方でもご存じの方はいらっしゃるの
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山椒大夫(1954年製作の映画)

4.5

溝口健二監督の作品は観終わった後の満足感が大きいですね。
映像は幻想的ながらも、メッセージ性が強いです。
ヒューマニズムに溢れた名作です。

小学校のときに森鴎外の『山椒大夫』を読みましたが、とても怖
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大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

3.0

『勝手にしやがれ』も観たことありますが、ヌーヴェルヴァーグってイマイチ刺さらないんですよね。。
私の感性の問題なのか、理解力の問題なのか。。

でも本作のラストは良かったです。
もっと多感な時期に観て
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キートンの蒸気船/キートンの船長(1928年製作の映画)

4.0

渋谷の名画座、シネマヴェーラで鑑賞。
笑い声で溢れる心地よい空間だった。

100年近く前の映画だが、ちゃんと笑えるのはすごいなあ。あらゆるコメディ映画の原点になってるのだと思う。

笑えるだけでなく
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マンハッタン(1979年製作の映画)

4.0

ウディ・アレン監督作品。
『アニー・ホール』よりは見やすかった。

都会的で知的だが、いい年してどうしようもない恋愛をしている男女たちの物語。そろそろ落ち着けよと心の中でツッコミながら観てしまった笑。
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真夜中のカーボーイ(1969年製作の映画)

4.0

なんとも不思議な映画。
タイトルに『カーボーイ』とあるが、まったく西部劇ではない。

ジョン・ヴォイト演じるお上りさん丸出しの主人公は滑稽だが、壮絶な過去を持っていて、どことなく惹かれる。そしてダステ
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.0

うーん、難解ですね。芸術性の高い映画でした。
現実と妄想の境目が極めて曖昧でした。
巨匠・フェリーニ監督の内面の葛藤を描いた作品です。

天才的なクリエイターが名声を博しながらも、自殺を図ってしまうケ
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ヒッチコックのゆすり(1929年製作の映画)

4.0

イギリス初の長編トーキー映画。ヒッチコック監督の初期の作品だが、後の作品に見られる演出はすでに完成されている。定番のカメオ出演もしている。

殺人のシーンの描き方は本当にうまくて、アニー・オンドラの演
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散り行く花(1919年製作の映画)

3.0

映画の父と言われたD・W・グリフィス監督作品。
1919年公開という古さだが、逆に表現技法が新しく感じるのは名作ゆえか。

『シャイニング』の元ネタでは?と思われるシーンもあった。古典を観る楽しみはこ
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シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.5

パルム・ドール受賞作にして、大ヒットした『ラ・ラ・ランド』に大きな影響を与えた作品。

街並みや服装が色鮮やかで美しい。
セリフが一切なく、全編通して歌で会話をするという現実離れしたミュージカル映画で
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

映画館で鑑賞。
途中退出する人がいたり、すすり泣く声が聞こえたりしました。

時代に踊らされ、悪魔の発明をすることになってしまった天才科学者の半生を描いた映画です。
うん、アカデミー作品賞受賞は納得だ
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今晩は愛して頂戴ナ(1932年製作の映画)

3.0

今から見ると、やや単調ではある。
身分違いの恋愛という、ある意味よくある設定。
フランスが舞台なので、フランス映画と思いきや、アメリカ映画だった。モーリスが仕立て屋と周囲にバレてからの展開が面白かった
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

『フランケンシュタイン』のオマージュが随所に見られた。
少なくともハッピーエンドではないが、バッドエンドとも言い難い不思議な映画。2回目の鑑賞ですが、1回目の記憶がほとんどなかったので、新鮮な気持ちで
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M(1931年製作の映画)

4.0

アマプラで鑑賞。アマプラだと字幕がひどいというレビューもあったのですが、気になりませんでした。

1951年のリメイク版を先に観ていたのですが、ラストは違いましたね。好みは分かれそうです。

冒頭とク
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タイタニック(1997年製作の映画)

5.0

何度観ても面白い。
そして観るたびに新たな発見がある。

後半の沈没パートでは、タイタニックのクルー、牧師、楽団員といった人たちがそれぞれの仕事をしているのが本当にかっこいいと思う。本来、最もリーダー
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(1954年製作の映画)

3.5

イタリアが生んだ巨匠、フェデリコ・フェリーニの代表作。登場人物にまったく共感できないので、そこまでの没入感はなかったが、ヒューマニズムに溢れており、間違いなく名画であった。教養として観るべき作品だと思>>続きを読む

続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.8

アマプラで鑑賞。やはり3時間近い映画を配信で観ると、途中で集中力が途切れてしまいますね(笑)。

いわゆる「マカロニ・ウエスタン」の傑作です。舞台は南北戦争下のアメリカ。やっぱりクリント・イーストウッ
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ブレア・ウィッチ・プロジェクト(1999年製作の映画)

3.3

没入感は素晴らしく、後半は得体の知れなさと気味の悪さを感じることができる。一方で演出とはいえ、画面のブレは観ていて辛い。またラストもあっけなく、やや消化不良感は否めない。モキュメンタリーとしての完成度>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

PART2の公開に先立って予習としてアマプラで鑑賞。

そこまでハードなSFではなく、ファンタジー色強め。予想通り序章という感じで終わるので、PART2を観ないと評価はしづらい。

ダンカンはカッコよ
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民衆の敵(1931年製作の映画)

5.0

傑作!1932年の映画にしてはテンポ良く、直接的ではないものの残虐な描写があります。アクションシーンも迫力ありますね!ラストは特に戦慄します。

ギャング映画って、なんだかんだギャングを格好よく描きが
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群衆(1928年製作の映画)

5.0

1928年公開のサイレント映画です。もう100年近く前の映画ですが、よくできた作品です。もっと高く評価されてもいい映画ではと感じました。

簡単にあらすじを紹介します。前半、大志をいただいたプライドの
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上海特急(1932年製作の映画)

3.3

渋い大人の映画ですね。
20世紀初頭の激動の中国が舞台です。

陽のあたる場所(1951年製作の映画)

4.5

タイトルとジャケットから、ラブロマンスかと思っていたが、良質なサスペンスであった。最初はラブロマンスからはじまり、徐々にサスペンスへ、最後は法廷ものとなり、悲劇的なラストを迎える。人間の業の恐ろしさを>>続きを読む

我等の生涯の最良の年(1946年製作の映画)

4.0

3時間弱の大作。帰還兵ものといえば、『ディアハンター』『ランボー』あたりが有名ですが、ある意味その走りといえるかもしれません。
原爆の脅威について語られるシーンがあったりと、1946年当時としては先見
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フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)

4.0

アメリカン・ニューシネマを代表する一作。セリフが少なく、人物相関もわかりづらいので、前半はイマイチ乗れなかった。

しかし後半の銃撃戦、カーチェイスから一気に面白くなる。本作が名作たるゆえんだと感じた
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