虹島流浮

心の虹島流浮のレビュー・感想・評価

(1973年製作の映画)
2.8
これはホラー映画である。

皆、心に壁がありすぎて感情が浮かびあがってこない。互いに会話はできているのに互いに話を聞いていないような居心地の悪さ。
心を表情で押し切って訴えてくるために怖い。
笑い声にも心宿らず。

漱石の原作を総集編にしたような端折りにかつての感覚蘇る、
これは昔に録画デッキが故障してることに気付かず『リベリオン』を観ていたら、何度も繰り返し飛び飛びになるもそういう斬新な演出なんだなぁと思ってたら実際のところ106分の尺が80分くらいで終わったために、当然ながら話も分からなく、あぁこりゃ故障してるんだなということだけ分かった映画でした。