あかペン先生

ディア・ハンターのあかペン先生のレビュー・感想・評価

ディア・ハンター(1978年製作の映画)
3.9
吹替鑑賞。
2021年100本目。

ベトナム戦争に従事し、そこで悲惨な体験をし心身に傷を負った3人の若者の物語。

前半は戦争に従事する前の登場人物達の関係を丁寧に描き、後半主要3人が戦争でそれぞれが負った心身の傷を描いている。
戦争パートは思ったよりも短かった。

映画界を代表する名優、ロバート・デ・ニーロ、クリストファー・ウォーケン、メリル・ストリープの若かりし姿がとても新鮮。この頃から輝きを放っている。
特にクリストファー・ウォーケンは優しい紳士なおじいさんのイメージが強かったので、若い時は2枚目の演技派とは知らず。

ロシアンルーレットが心臓に悪すぎる。

ラスト"彼"の目つきがもう正気ではない。

戦争に従事した人と祖国で平和に暮らしている人たちの温度差の違いや戦場で負った心理的な傷を誰にも理解されずに苦しむ姿がみていてとても居た堪れない気持ちになる。
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