UPLINK吉祥寺さんで予告を観て、デニーロ、ウォーケン、メリル？？？うわー観たい！！！ってなって4kデジタル修復版を今日観てきた。３時間を超える長編。わたし的には、これを観せるためにはこの時間をかける必要があったという印象。“戦闘場面がほとんどなく戦争の恐ろしさを伝えている作品”と評されているのがよく分かった。前半部分も大切。あの日常、街の風景、友情、人間関係の描写があってこそ、ラストに繋がる。ベトナムで捕虜になってからのロシアンルーレットの場面はめちゃめちゃ緊張した(実際にはベトナム戦争ではあのようなことはなかったそうだが)。でも、戦争の恐ろしさは、スティーヴンの帰国後の姿やニックの精神の崩壊、葬儀の後の残された仲間たちの挙動不審な様子から伝わってきた。マイク役のロバート・デニーロの静の演技、グッときましたね。ニックへの複雑な想いとか、戦地から戻ってからの変化とか。最近では、「裏切りのサーカス」でのゲイリー・オールドマンも素晴らしかった。しかしながら、今作では、クリストファー・ウォーケンの美しさと気品にただただ魅了された。
