よこ

ノッティングヒルの恋人のよこのレビュー・感想・評価

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
4.3
本当に好きな洋画

空気の流れから好き。街が生きていて、すぐ近くに2人がいるような感覚。
街を歩いているだけのシーンで優しい気持ちになるし、悪い人が誰も出てこない感じもステキ。
まだ自分が生まれる前の作品だけれど色褪せないのは、今はできない電話と伝言でのやりとりが特に魅力的に映るからかな。
大スターのアナが、偽名のことを
「アニメのキャラクターの名前をもらうの。ミセス・バンビとかね」
なんて、チャーミングなんだ!

2人の恋、人生の話、立場の違う一人ひとりの価値観、どんな人だってひとりの人間で、それぞれの辿ってきた道があって、想いがあって、日常がある。重なることが少なかった2人の日々がラストベンチで重なって新しい命が見えて、こちらまで幸せに感じる。

「お互いが愛し合える相手を見つけることは、奇跡みたいなこと」
「人生って理不尽」
「私だってひとりの女の子。愛している人から愛されたい」


彼らの生活の温度とそれを彩るセリフたちが愛おしい。やっぱり大好きな洋画。
よこ

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