Jean

ノッティングヒルの恋人のJeanのネタバレレビュー・内容・結末

ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

2018.07.21 字幕視聴
2019.12.21 字幕視聴


全てを想像できたけど
それでも好きだった

この映画を1度見てから、
なかなか忘れられなくて
もう1度見てから感想を書こうと
ずっと思ってたらだいぶ時間が
経ってしまいました

・・・・・

人生の中で私たちは
色々な分岐点に立っている

その中で変わり続けないものは
ただ愛されたい
そんなことなのかもしれない


女優の名声なんて
現実のものじゃないのよ
私だってただの女だってことを
忘れないで
ただ愛されたいって
願っているだけなの

とアナがウィリアムに向かって言う

愛されたい
ただそれだけなのに

わかる気がする
なんて生意気に思ってしまう自分に
苦笑いでしかない

・・・・・


出会いは突然
ちょっと、え…それある?
な〜んて思うものの
それでもこの映画を嫌いになれない

特に好きなのはウィリアムが、
アナに振られて打ちひしがれてる
半年を映したワンカット

四季折々の風景とともに
人々の人生が垣間見えて
とっても好き

そして、あの音楽

彼の心を台詞なしで映し出している

あの演出はたまらない


もう1つは、最後のシーンの記者会見

ウィリアムが自分の過ちを認めて、
アナのもとへ会いに行く

愛していると伝える

ここで粋なのが
アナが記者にもう1度
イギリスでの滞在期間について
質問をさせる場面


永遠に

アナが言ったその一言は、
ウィリアムに永遠の愛を誓うことだった

それを記者会見でやってのける
それがアナの答え

・・・・・

誰でもいつの時代も変わらず
思うものなのかもしれない

正直、泣きたくなった
この映画を見て、
今頃私も過ちに気がついた気がしたから

私には彼らのようになるのは
遅いのかもしれない

いや、遅くないのかも

そんなことを
ふと考えてしまう映画でした
Jean

Jean