アレクサンドル・デュマ作の冒険小説「三銃士」を原作とする同名の映画作品。立身出世を志す田舎育ちのダルタニアンとフランスきっての銃士アトス・アラミス・ポルトスが繰り広げる冒険活劇だ。
ダルタニアン役で大好きなジーンケリーが出ていたため見ることにした。彼の代名詞と言っても過言ではない歌と踊りは全く無いが、セットを大きく使った手に汗握る決闘シーンでは、彼の身体能力の高さが存分に発揮されていたと思う。また、冒険、恋愛、戦いを次々と展開させるスピーディーさも面白かった。スピーディーゆえに「これでこの下りはおしまい！？」と驚くこともあったが、舞台作品を見ているような区切れの良いテンポ感だった。改変部分もあるが概ね原作を踏襲した内容となっており、大人から子どもまでみんなで楽しめる作品だ。
