lemmon

ゴッド・アンド・モンスターのlemmonのレビュー・感想・評価

4.3
イアンマッケンラン、
リンレッドグレーヴ、
ブレンダンフレイザー。
3人の掛け合いが素晴らしいのなんの。

「フランケンシュタイン」で知られる
ジェームズホエール監督の晩年を描いた作品。
監督時代からゲイであることを隠していなかった人らしい(同時期に活躍したキューカー監督は隠していた模様)。
彼が若い庭師に一目惚れする。

この一目惚れ、
演じるフレイザーが米国の若い庭師と聞いて
連想する白いランニングから肉体美がチラチラ
みえる風貌のため、下世話な話になるのかなあと
思いきや、終盤にホエールが彼の何に惚れたかが、ユーモアと共にわかって、シリアスなシーンながら思わずクスッとしてしまった🤣。

本作、なかなかミステリアスに、
エキゾチックに物語が進むが、
その中に程良く無理に笑わせようとはしていない
粋なユーモアが散りばめられていて面白かった。
リンレッドグレーヴの存在が効く。

タイトルが観終わってジワジワくる。
陳腐な表現だけど、
心の解放。
本作はこれだと思った。
悲しくも安心するラスト。

早く観ておけばよかった、、、🥲。
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