ピヨ彦

魔女の宅急便のピヨ彦のレビュー・感想・評価

魔女の宅急便(1989年製作の映画)
5.0
子供の頃から数え切れないくらい見ている作品なのに、見るたびに違う感想を持つ。

13歳の女の子がまったく知らない街に修行に出るなんて、大人になってから見るとなかなかハードな修行だなぁと。
パン屋さんに居候しながら宅急便の仕事を始めるけれど、もちろん最初からうまくいく仕事ばかりじゃない。
しかも途中でスランプに陥って、魔法が使えなくなって、相棒のジジの声もわからなくなって…そんな困難を乗り越えながら、一人前の魔女になっていくキキを応援せずにはいられません。

映画の最後、エンドロールの場面で、街のみんながパン屋さんの前を通りかかったときに、キキに手を振っていくシーンがとても好きです。
誰も知り合いがいない街で、キキはちゃんと自分の居場所を作れたんだなぁと、ジーンとします。

映画のキャッチコピーは、
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」。
新社会人や、新しい場所でがんばる人たちに、ぜひ見てほしい作品です。
ピヨ彦

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