まめもやし

あの頃ペニー・レインとのまめもやしのレビュー・感想・評価

あの頃ペニー・レインと(2000年製作の映画)
3.7
大人になる前の思春期の多感な時期の恋、友達、そして音楽といったものとの出会いをわりと爽やかに描いていて良かった作品。70年代のロックが好きな人は邦題の「あの頃ペニーレインと」の自分のあの頃を思い出して浸れるからより楽しめると思う。

ロックというものを語るうえでどうしてもドラッグやセックスというものが出てくるのは分かるので仕方ない。もちろん作品を通しての要因として結構出てくるがそれでもこの映画ではあからさまな描写がほとんどなく、ピュアな主人公を通して、大人になることはどういうことなのか考えさせられた。いろんな苦労や経験があったが主人公が最後までブレないで大人の階段を上っていく姿は胸が熱くなった。

いろんな夢や生き方はあると思うけど、人と出会い、いろんな経験を重ねることも自分を理解するうえで大切なんだなーと感じた映画。ケイト・ハドソンの初々しい美しさを感じた(個人的にはズーイー・デシャネルのほうが好みだけど)。若干長いのと世代の違いのせいか乗り切れなかった部分もあった。それでもいつかまた無性に観たくなるだろう。
まめもやし

まめもやし