1999年制作のドキュメンタリー映画。
ヴェルナー・ヘルツォーク監督が、『アギーレ/神の怒り』などの主演男優クラウス・キンスキーとの愛憎入り混じった関係を描いたドキュメンタリー。
キンスキーのガチでクレイジーっぷりが圧巻。ヘルツォークがキンスキーがいかに酷かったかを延々と語るのだが、才能を認めていたり、友情的な部分を懐かしんだりする。しかし段々監督もかなりヤバい人なんじゃないかと判明していく様が面白い。
ブチ切れでわめき倒すキンスキーも、そのキンスキーと5本も映画撮ってる監督も尋常じゃない。『アギーレ/神の怒り』と『フィツカラルド』を観てからの方が楽しめると思います。
余談ですが、僕がこの映画を観たいと思ったのは2012年のデビューしたアメリカのインディーバンド、My Best Fiend という素晴らしいバンドが、この作品からバンド名を付けていたから。2012年のフジロックでも朝10時から最前列で観ました。(観客はまばらで、おそらく僕が一番浸ってました)
バンドにも感謝を捧げたいと思います。そろそろ新しいアルバムも作ってほしい。