ローリエ

沈黙のテロリストのローリエのレビュー・感想・評価

沈黙のテロリスト(2001年製作の映画)
2.5
アルバート・ピュンが亡くなってしまいました。
地元でアルバート・ピュンの監督作が公開するなんてこれから先二度とないだろうなと思ったので、この作品を見に行きました。
主演はトム・サイズモアで多分スキャンダル前の売れていたころだと思いますが、いくら主役でもなぜアルバート・ピュンの作品に出たのだろうとちょっと疑問。
悪役はデニス・ホッパーで、仲間にN・ウェイザーとM・ハルセイとピュン映画の常連が配置されていて、キャスト的にはちょっとワクワク。でも仲間二人は中盤退場、ボスのデニス・ホッパーも見せ場がありませんでした。看板のセガールも盛りは過ぎて、ピュンのペースにしっかり合わせていて、映画が面白いかどうかは問題ではなく、とてもピュンらしい映画でした。
この作品以降ピュン映画が日本で紹介される機会はめっきり減ってしまいましたが、いい思い出です。
アルバート・ピュンには90年代の全盛期時の常連キャストをたくさん集めて、もういちど「ネメシス」のようなサイボーグ映画を作ってほしかったですが、とても残念です。