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アメリカン・ギャングスターのadeamのレビュー・感想・評価

2.0
デンゼル・ワシントンとラッセル・クロウのオスカー俳優共演となったリドリー・スコットのギャングもの。
ニューヨークで麻薬王として君臨するギャングとその影を追う刑事の攻防を描く物語です。
両者の視点で語られ、それがなかなか交錯しないのがミソなのだと思うのですが、その構成がイマイチに感じてしまいました。
麻薬王の成り上がりストーリーとしても、腐敗した組織の中で正義を貫く「セルピコ」型のストーリーとしても中途半端に思えます。
遂に2人が対峙した時の緊張感とワクワク感はとても良かったですが、実話ベースゆえ仕方ないとは言え、その後のやけにトントン拍子な結末は物足りなかったです。
デンゼルの素晴らしさはもちろん、アフリカ系俳優陣の粒揃いなキャスティングは良かったと思います。
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