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アメリカン・ギャングスターのNのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

当時のニューヨークの警察の腐れっぷり。
これが事実を基にしているというのが凄い。
色んな作品でハーレムを見るが毎回やべー所なイメージ。当時は相当治安悪かったんだろうなあ。

ディスカウントストアの発想を逆手に取り、現地から直接純度の高い物を仕入れ、それまではマフィア達が純度を落として出回らせていたものから高品質低価格を売りにして麻薬業界をのし上がっていく姿は見ていてとても面白かった。

デンゼルワシントンの冷酷なボスっぷりが最高。
火をつけて射殺、街中での射殺、愛妻からもらった高級コートを無言で燃やすシーンはシビれる。
家族を愛していて周りを家族で固めるところも良かったなぁ。
ただこういう成り上がりは、大概身内にどうしようもない奴がいてそいつに足を引っ張られるのは例に漏れず。

ラッセルクロウの麻薬捜査官も、捜査に関しては正しくあろうとするが、それ以外の面に関しては不誠実というチグハグな所が人間くさくて良かった。
あとめっちゃ若くて痩せてて笑う。

こういう伝記系映画だと主人公に感情移入してしまって、捜査官に踏み込まれるシーンは主人公が犯罪者だとわかっていても、どうにか機転をきかせて切り抜けてくれ…と思ってしまう不思議。
そのくらいフランクに魅力があった。

最後捕まって終わりきかと思いきや、リッチーとともに麻薬に関わった汚職警官を摘発していく流れは嫌いじゃない。

どこかで見たことある顔だと思ったら、ちょい役でノーマンリーダス出てたのは笑った。

2024 129
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