ちゃみろー

アメリカン・ギャングスターのちゃみろーのレビュー・感想・評価

4.1
1960年代から70年代にかけてハーレムの麻薬市場を仕切っていた実在の黒人ギャングとそれを追う麻薬捜査官を描いたギャング映画。ベトナムの生産者から麻薬を直に買い付けてブランド化して売り出し、市場を独占するギャングの世界の経済の近代化が語られる。取引の仕組みが劇中でわかりやすく展開されおり、台詞廻しの粋も感じられるが、長尺の割に終盤にイベントを詰め込みすぎている印象。脇役がかなり豪華というか、今となっては贅沢なチョイ役使いになってる人もいる。時代物のギャング映画といえば、失われた時代への郷愁を込めたものが多いが、本作はあくまでも男のパワーゲームを辛口テイストで描いている。
2018.7.1 シネフィルWOWOW(録画)(字幕)
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