このレビューはネタバレを含みます
イーストウッドとリー・ヴァン・クリーフの両賞金稼ぎが互いに同じ獲物を狙って敵対!
敵を交えて三つ巴の死闘かと思いきや、まさかの同盟関係に!
睨みをきかせ、子供同士のように始まる靴の踏み合い(笑)
まるで河原の番長同士の喧嘩のようなある種の清々しさを感じる喧嘩です。
腕前を認め合った後はすぐに仲良くなりますし(^^)
お互いに裏社会を生きてきたプロの賞金稼ぎ同士だからこそ相手を信用し過ぎることなく、あくまで“今回の仕事のみの相棒”という構図に痺れます。
まだ若く自信に溢れた荒々しいモンコと経験豊富で準備にも抜かりないモーティマーの対比が観ていて痛快です(^^)
そして悪役ジャン・マリア・ヴォロンテ。
自身を裏切った手下の処刑も決闘スタイルをとる紳士な男です(笑)
イーストウッドとヴァンクリーフの二人に対抗できる濃い男であり、二人を引き立てる最高の悪役ですね。
本筋の裏で展開されるオルゴールの物語も良いですし、BGMで流れる勇壮な口笛も癖になる一本です!