エキスパートによる泥棒物は好きで「黄金の七人」なんかはかつて何回も観た。これもそういう映画なんだけど思ったほど評価は高くなく、それでもキャストが豪華なので観てみたらこれがなかなか。防犯は今ほどハイテクじゃないので今の人が観たらどうかわからないけど、こちとら「黄金の七人」世代なので十分ドキドキハラハラですごく面白かった。最後の捻りも今どきは毎度お決まりの「読めました」なんだろうけど、そんなマウンティングはどうでもよく、読めても想像通りでも面白くて痛快ならOK。痛快だったなぁ。マーロン・ブランドとロバート・デ・ニーロという「ゴッドファーザー」の同役巨塔の共演だけど、老け方には大きな差がついたなと…失礼。最後のシーンは洒落たジャズを流してほしかったけど、私の耳には確かに聴こえました。
