【新旧対決?】
このサイトでは評価低いみたいだけど、ヒッチコック作品にしては些か手抜き(?)っぽい作りで軽く観れる軽妙洒脱なサスペンス。ちょいと笑いを誘うシーンもある。😸ニャ~オ
主演のケイリー・グラントはいつ見ても存在感がない俳優である。ヒロインのグレース・ケリーに食われてるぞ! 主人公が腑抜けにしか見えないのだが、どこか人間的な優しさを感じさせる。そういう意味でもグラントには惹かれるモノがある。
★ちなみにビーチで筋トレしてる奴は何だったのかな?🤔
話はヒッチコックらしい「間違われた男」による逃走劇。真の犯人「キャット」の正体は何と!という所で、意外な結末が待っていた。緑がかったロー・キーの画面が印象的で、名手ロバート・バークスによる画作りがいつになく美しい。
中盤の花火をバックにしたグレース・ケリーとのキス・シーンで思わず噴出した私。どう見てもギャグとしか思えない。フランスを舞台にしただけあって、流麗かつエレガンスな風景を崇めることも可能。終始流れっぱなしのメロメロなスコアもまた、GOOD👍であった。
ヒッチコックらしいユーモア・センスを堪能できる泥棒映画としては及第点でしょう。さすがに巨匠だけあり話の緩急の付け方が上手いので、飽きさせることはない。
カーチェイスあり🚖、ラブロマンス😍あり、脱力ギャグ🏃♂️💨ありと娯楽映画の旨味が詰まった快作にして怪作。